中国の経済誌「第一財経日報」は9日(現地時間)、フォックスコンが「iPhone6」の量産に向けて、従業員の大量募集を開始したと報じています。

このニュースで非常に興味深いのは、今年後半に投入される新型iPhoneの名称が “iPhone5S” ではなく “iPhone6″ と呼ばれていることです。フォックスコンの工場に従業員を仲介している人材業者によると、中国鄭州ではすでに “iPhone6″ の生産が始まっており、今回の人材募集もiPhone6に関するものであるとしています。

また、同紙によるとiPhone6は流出した写真をみたところ、本体素材にカーボンファイバーを採用し、ベゼルが細くなることで現行の「iPhone 5」から40%の軽量化を実現しているとのこと。

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本体素材へのカーボンファイバーの採用や40%の軽量化については、これまでで初出の情報ですので、その信ぴょう性についてはなんとも言えません。

しかし、新型iPhoneの名称がiPhone6であるという情報は、初出というわけではありません。遡ること5月、イギリスの携帯キャリア「ボーダフォン」の店舗在庫システムに、「4G iPhone6」という機種が発見されたことがありました。

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もちろん多くの情報は人からの証言や情況証拠でしかなく、新型iPhoneがiPhone6である明確な証拠は登場していません。しかし、米アップルが「iOS 7」をこれまでのiOSとは全く異なるものに作り替えたように、新型iPhoneも名称を「S」付きのものではなく、メジャーアップデートである “iPhone6″ とあらため、同社新CEOのティム・クック体制のもと再始動させるというプランがある可能性もあります。

新型iPhoneはおそらく9月10日前後に発表され、同月20日前後に発売されるとみられていますが、今後も状況を注意深く見守りたいと思います。

EMSOne